家事をポイント制にしたら失敗した!!!!
移転しました。
彼女と同棲をしていて、家事も適当に分担していました。働いている時間はお互い同じくらいですが基本的には僕のほうが多くやっているつもりでいました。
でも、ちょっとサボったりしてると今までやった分は忘れられて、家事を全然やってないような扱いを受けたりして寂しい想いをするんですよね。僕も人の子ですから、頑張ってやった分はちゃんと認めて忘れないでいて欲しいという想いがあります。また相手も同じように思っている部分もあるでしょう。なので家事をどれほどやったか可視化できる取り組みに挑戦してみました。
まず参考にと、家事の分担についてインターネットで調べてみるとこういうのが出てきたりします。
このような分担図は「相手に認めさせる」というベクトルが強い気がしたので避けます。目的はお互いがやっている部分を可視化して認め合い、どちらかがやった分が少なくてもお互いをリスペクトできる関係を目指す仕組みです。
調べてもあまり参考になるものがなかったので自分で作ることにしました。その表がこちら。
買い物一回したら7点。料理をしたら6点とポイント制にしています。これを冷蔵庫に貼って、カラーマグネットを使用することで今の点数がすぐに分かる仕様です。
例えば、321点だと、「さんけた」の3の箇所にマグネットを一つ。「ふたけた」の2の箇所にマグネットを一つ。「ひとけた」の1のところにマグネットを一つ置く感じです。
ボードゲームの点数表みたいに更新する感覚で楽しめればと思って、マグネット貼り付け方式にしました。これなら10本の指があれば点数計算ができるのでお子さんでも取り組めます。
点数のバランスは彼女が主にやっていることを少し高めに、僕がやっていることは少し低めに設定することです。そうすることで導入を提案する際に、僕が有利だという言い争いが起きにくいようにしました。
ルールとかポイント
月ごとに集計をしてリセット。その月にポイントが低いほうが相手に何かをしてあげるということにしました。体調とか忙しさとかお互いに色々あるので、家事を多くやったほうが偉いというのは避けたかったんですね。だから、「今月は僕のほうが10点だけ低かったけど、めっちゃ忙しかったのにここまでやったから、今回はドロー扱いでよろしく!」とか、「一分だけ肩もみしてあげる!」というのも可能にしました。要はなんでもありです。改めて書きますが「お互い忙しい中頑張ったね!」と認め合えるのがこの取り組みの理想です。
よかったところ
・お願いがしやすくなった
家事には色々あってポイント表に書いていないこともあるんですね。点数を決めてない事柄だと「僕のシャツを3ポイントでアイロンがけしてください~!!」「5点じゃないとヤダ!」とかいうやりとりが生まれたのは面白かったし、お願いしやすくなりました。ポイントって貯まるとうれしいんですよね。
・家事を自発的にしやすくなった
適当な分担だと、「今回やったよ~」と言われると次は自分がやらなくちゃいけない雰囲気になるんですよ。だから相手にプレッシャーをかけたくないので、僕が家事をしても報告しないことが多かった。でもポイント制にして「今日はこれだけやったから30点獲得!」とか言われると差が出ないように頑張らねば!と思えました。
・お互いがどれだけやっているか明確になった
お互いが決めた点数表に基づいてポイントが貯まっていくのでお互いがどれくらい家事をやっているか理解が進んだことは良いところでした。
・マッサージをしてくれた
僕がポイントが多かった時はマッサージをしてくれました。普段はお互いがマッサージをするというのはなかったのでとても嬉しかったです。
わるかったところ
・勝ちすぎてシステムが破綻した
最初の月は僕が勝ちました。また次の月はさらに差が広げて勝ちました。流石に差が開きすぎるのは良くないだろうと彼女がいないときに家事をしてポイントに加えないようにするなどしたんですが、差は広がるばかり。そして3ヶ月目にはポイントをつけることをやめてこの取り組みは破綻しました。相手に感謝を伝えて褒めても、彼女自身が家事をやってないことをネガティブに捉えるようになって、やってないことの言い訳を僕にするようになってしまいました。ごめんなさい。
・ご褒美システムはいらなかった
家事は習慣なのでバランス調整を上手くやらないかぎり、一度勝ったほうが勝ち続けるシステムなります。なので「低いほうが何かをしてあげる」というルールはいらなかったかもしれません。月末にお互いがやった分を認めて褒め合うというルールでも良かったかなと思います。
3ヶ月試しての感想
彼女にストレスを与える結果になり心苦しく思っております。でも、今回のことで彼女が家事がとても苦手だということがわかったので、やってくれたときにはさらに感謝して褒めることを意識できるようになりました。まずは相手を尊重することが大切ですよね。
もし、相手より家事をやっていなくても、ストレスを溜め込まない性格であれば、お互いが楽しく取り組めるかもしれません。
思い返してみるといつも「ありがとう」とか言い合ってても、感謝の気持ちを何かの形で表す機会が僕にはあまりなかったように思います。マッサージしてくれたのはホント嬉しかった。だから今回の取り組みをしてみて、そういうことの大切さがよくわかりました。
これからは月に一度、記念日以外にもパートナーに感謝をしっかりと伝えていきたいです。今日、彼女は外で友人たちと遊んでいます。家に帰ってきたら肩もみをしてあげようと思う。
それでは、また。