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未分類なブログの跡地

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おっさんが見知らぬ小2少女の誘いに乗ってしまう事案の発生

移転しました。

駅で電車を待っていたところ「ねぇねぇ、つぎのでんしゃは◯◯にいきますか?」と少女が尋ねてきた。事案化を恐れながらスマホで調べ、次の電車で該当駅まで行けることを告げた。それで終わりかと思い安心していた僕に少女は「これからどこにいくの?」と更に質問を続けてきた。先に断じておくが僕は少女LOVEではない。かといって少年LOVEでもない。ただ、仕事柄この世代が何に興味をもち、どんな思考をしているのかとても気になってしまったので少女の誘いに乗ってしまったのだ。

 

 

周囲の目を気にしながらも「これから新宿駅に向かうんだよ。ペット用品買いに行くんだ。」と告げるが「なに飼ってるの? わたしは亀を飼ってるよ。」と少女は落ち着く暇を与えてくれない。まるで肉食系女子との合コンのようだ。

 

ほどなくして電車が来た。一緒に乗り込みこれで終わりかと思ったが、少女は更なる攻勢をしかけてきた。

「しゅくだいあってるかみてくれる?」

一瞬、何を言っているのかわからなかった。次にいったいどういう危機管理をされているのかと呆れた。鞄についてる携帯電話はなんのためについているか10分くらいかけて教えてもらったほうが良い。これは知らない人についていくというレベルではない。知らない人を誘っているのだ。下手しなくても通報されるやつだ。でも、僕は彼女と一緒にいたので事案化はないだろうという根拠の薄い自信はあった。なにより同じ電車に乗っているし、興味も勝ってしまったので少女の宿題をみることにした。

 

午後2時の各駅停車の電車は人が少ない。軽い駆け足で空いている席に腰を掛けた少女はまるで誘惑するように笑顔で「はやくきて」とおねだりをした。危ないやつだ。鞄を開き、文房具取り出し、宿題のドリルを広げ、鉛筆を手に取る。どうやら先程のお願いは言葉が足りなかったようだ。「宿題をこれからやるところを見てほしい」というのが正解だったようだ。ドリルを見ると一桁の掛け算問題があった。少女は小学2年生だった。

 

お皿の上に果物が乗っている絵がコピペして並んでいる。コピペされた皿の数と、ひと皿に乗っている果物の数を認識させて、掛け算を覚えさせようというやつだ。

 

おさらの数=◯枚

くだものの数=△個

◯×△=XX

 

A4サイズにでかでかと絵と問題があって、少女は一生懸命格闘している。「さんいちがさん、さんにがろく、さざんがく、さんし・・・」どうやら答えが二桁に突入するとスピードが落ちるようだ。暗記したものを思い出すのではなく、頭のなかで必死に前の数に足し算をしている様が読み取れ可愛かった。危ない。

 

一枚あたり大問は2つしかない。宿題は全部で2枚だ。8×3を解くのに3の段から初めて3×8まで到達するのにとても苦労していたようだがなんとかやり遂げていた。おめでとう。全部正解していたのでひとしきり褒めてみたところ調子が上がってきたらしく、「わたしすごいんだよ~」と他のドリルを開いて見せた。危ない。漢字と作文の練習帳だ。どれも花丸ばかり。僕が問題児だった子供の頃とは大違いだ。そうやってパラパラとめくる中で気になるワードがあった。「ちょ、ちょっと前のページ見せて」と若干きょどりながらページを戻してもらうと見間違いでなかった。「のび太バイオハザード」というワードが作文に使用されていた。やばい。 

 

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のび太バイオハザードと画像検索すると、このようなものが出てくる。グロい表現もある。「ぐろっちくてこわいのがすきなの」と恥じらいもなく笑顔で告白する小2少女は本当に実在するのか怪しいところだが目の前に確かにいる。話を聞いてみるとクラスで流行っているわけじゃなくて自分が変わっている認識はあるらしい。さらにエヴァンゲリオンも好きだということを告げてきた。エヴァは歌とグロいのがいいらしい。「めだまとびでるのきもちわるいの」とか言ってる。恐ろしい。知ったきっかけはUSJというから劇的なマーケティング施策で成功させた森岡毅氏も罪深い人だ。

 

少女は止まらない。唐突に「星を追う子ども」の良さを僕らに伝えてきた。ストーリーも絵も曲も好きらしい。作品を知らない僕らにスマホで検索をさせて、出てきた画像を解説しながら「ぜったいハマるからみて」という自信に溢れた顔。将来はコミケに出展するほどのポテンシャルを感じさせる少女に胸が踊った。

 

そうこうしているうちに目的の駅についてお別れ。変わった少女との出逢いを振り返りつつ「オタクの兄貴がいるに間違いない。」と考察する彼女に「なるほど。」と返した。小2少女との出会いはとても刺激的でインタレスティングだったが、日本の教育者は子どもたちに「外で知らない人に宿題を見てもらうことがないよう」教育をしてほしいものだ。どうか素敵な子が変な事件に巻き込まれないように。

 

 

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