転職エージェントを利用して6年続けた個人事業主から正社員に転職する話
移転しました。
こんにちは。はち (@rollhachi) です。
Web関連の仕事を個人事業主(フリーランス)で6年やっています!
そして、4月より正社員として就職することにいたしました!!
まだまだ個人事業主としてやる仕事が残っているので、正式な配属はまだですが、スキマ時間に内定を頂いた会社に出社して業務を開始しています。
今回の転職関係での不安や葛藤や得られた気づきは誰かの参考になるかもしれないので書こうと思います。
- 大学卒業から独立してやっていたこと
- 転職しようと思った理由
- 某転職エージェントに「紹介できる案件はありません」と言われる
- 意外と通る書類審査と面談
- 転職エージェントとの出会い
- 転職エージェントとの面談
- あっという間に内定
- 転職エージェントの案件でも内定
- ブログが転職活動に生きた
- この記事で伝えたかったこと
- 転職エージェント紹介
大学卒業から独立してやっていたこと
僕は大学卒業後に入った会社は1年で辞め、次の会社も1年で辞めた後に独立しました。
2社ともWeb関連の会社でしたが学ぶことができたのはほぼ営業の知識だけです。
それでも自分でWordPressを立ち上げてSEOについて研究するうちに、営業力とSEOの知識で食べていけると判断して独立しました。
「こだわりや技術、知識はあるけどWEBを使って集客ができていない人の力になりたい。」
そう考えて独立後は主に中小企業の社長さん方にホームページ製作や管理をさせていただいたり、ブログ記事や新しいページを作成して、検索エンジン対策や問い合わせの質の向上を目指す取り組みを行ってきました。
さらに仕事をさせていただく中で、広告の運用やチラシの作成、海外ツアーの企画から引率、数百人規模のイベントの総合司会や進行管理、既存事業や新規事業の相談、監査役就任など色々なことをさせていただいて幸運だったと思います。
株式会社にするほど利益はなかったんですけど、Tシャツ短パンというふざけた格好でお客さんと打合せをしたりと、個人事業主だからできる楽しくやりがいのある時間を過ごすことができました!!
転職しようと思った理由
『まだ30代前半だし、転職していいの?』
なんて身近な人に言われることがありました。
でも社員として働くことについては1年前から考えていたので全く迷いとかはありません。
そんな転職しようと思った理由はありきたりですが「結婚」と「成長」です。
結婚について
僕は結婚したら家庭にも金銭面以外でも貢献して落ち着いた家庭が築ければなぁという思いがあります。
そしてこれは僕のディレクション能力の問題な部分が多いですが、夜10時を過ぎて電話がなって急な更新依頼がはいったり、土日も取材で外に出ることがよくありました。
なので平日、祝日問わず、恋人と落ち着いてデートをするということがあまりできません。
例えば、夜に気持ちよく2人で外食をしている時にお客さんからの着信があって数分離席するなんてこともよくありました。
着信に気が付かないこともあるので、何度も何度も携帯を見ます。
仕事があることはとても光栄なことで、それがストレスという訳ではないんですが
「こんな状態では落ち着いた家庭なんて築けない」
「事業規模を大きくしても解決できるかはわからない」
という感じの焦りはありました。
成長について
フリーランスでやるのはサラリーマン時代とは違うのでたくさんの経験ができます。
ただ、最近は携わっている案件の競合他社がWebにかなり力を入れており、僕の力ではどうしようもないという思いが強くなってきました。
僕のお客さんはWeb担当者を雇う予算がないようなところがほとんどでした。
質の良いコンテンツを作ることで検索エンジンでの流入を増やしたり、広告費を払って、ランディングページ経由で集客するのにもお金がかかります。
追加予算がかからないようにコンテンツ作成の提案をしても、
『成果が見込めるのはよくわかるんだけど、職員も手がいっぱいで一緒にコンテンツを作る時間を作れない』
と言われることもありました。
対策を打ちたいのに有効な対策を打てない。有効な案が思い浮かばない。
じっくりとコンテンツを作る以外に予算を抑え、効率的にやるというのは僕の能力では凄く難しかったです。
そして、このまま能力不足のままお客様と仕事をさせていただいても、長期的に見てお客様のメリットがないなと思い始めたのが1年ちょっと前です。
今後、数年間は新規案件を獲得して勉強や研究を重ねて取り組むことでなんとか食べていくことはできるかもしれません。
でも、そうやって続けた先で、予算があり、最先端でWebマーケティングを行う企業や、そこで経験を積んで独立した人に太刀打ちできるとは思えませんでした。
"より経験を積める環境に身をおかなければ10年後には使えない人になってしまう”
その危機感を拭う方法は、何らかの最前線で仕事をすることだと感じました。
例えば、Webマーケティングに関しては小さい企業でも一流企業と取引をしている会社もあります。
そういう環境に身をおいて経験を積むことができたらと転職活動をすることを決意しました。
某転職エージェントに「紹介できる案件はありません」と言われる
僕は大学卒業後1年で会社を辞めています。
さらに次の会社を1年で辞めています。
そして個人事業主で「実力不足を感じて会社員になりたい」と言っています。
これだけ見ると採用担当の方が気軽に書類を選考を通過させたい人材ではないことはわかります。
僕のスキルはサイトの製作や運用のディレクションやコンテンツマーケティングから雑用的なことまで色々やってきましたが、どれも一つ一つを取れば凄いというレベルではありません。
「さぁ!転職するぞ!!」
と意気込んで登録した大手転職エージェントからは
『大変恐縮ですが、現在紹介できる案件がございません』
というメールが送られてきて少ししょんぼりとしました。
意外と通る書類審査と面談
転職サイトに複数登録しましたが、自分のスキルを求めている会社は中々見つかりません。
ただ、「あ、これいいな!」と思える求人に応募してみると4分の1くらいで書類が通過したりして意外とイケルもんだなぁと感じました。
はじめての面談で感じた無駄
さぁ、転職活動をはじめてのはじめての面談です。
最初は選考ではなく、ざっくりと話しましょうという感じで面談の日程が組まれました。
で、行ってみればいきなり社長の方との面談!
予想外の展開に緊張して自分の経歴の説明をうまくできないという反省する内容でした。
それでも社長さんから会社の方向性をとても丁寧に教えていただいたりする中で、自分には合わないと感じたので、以降の選考は辞退させていただきました。
書類選考に通って、日程調整をして、職務経歴書と履歴書を用意して面談や面接をしないと合うかわからないってどうなんだろうかという疑問が頭をよぎります。
しかも会社の雰囲気とか実際わかるものではないので不安は尽きません。
なんか時間と労力をお互いに無駄にしている感じが凄い。
そこで頼ったのは転職エージェントでした。
転職エージェントとの出会い
転職エージェントというのはそれぞれの企業さんの実情を僕よりは知っているはずです。
僕と転職エージェントの方が面談をすることで僕の人となりもある程度把握できるでしょうし、ミスマッチも起きにくいんじゃないかと考えました。
最初に登録した転職エージェントには『案件がないけど頑張って』とお祈りされましたが、世の中にはたくさんの転職支援をする会社あります。とても助かりますね!
そこで4つほど登録したところ、数日で『紹介したい案件があるので面談させてください』と連絡をいただいた会社さんが数社あり、「ぜひに」とお願いしました。
転職エージェントとの面談
はじめて転職エージェントを利用しての面談だったので、どうなるんだろうというワクワク感と、どんな仕事を紹介されるのかと少し怖い部分もありました。
そんな僕の不安をよそに、担当の方は僕が喋りやすいように相槌を打ったり、質問をしてくれたりします。
こういうのって凄く助かりますよね!
相手は整理しながら聞いてくれたりするので、面接の練習になります。
ひと通り僕の自分語りが終わると担当の方は
『用意していた求人よりもより合うものがあるので少々お待ちください。また他にも担当の者がいるので2人でサポートさせていただきますね。』
と 言って席を外されました。
10分ほどたって僕のところに来たのはなんと取締役の方でした。
『ぴったりだと思う求人がいくつかあります!』
そう言って3つほど紹介されたのはどれも魅力的な求人でした。
特に2つの案件はすぐに面接を受けたいような求人です。
『ではそれぞれの社長さんにハチさん(僕)を紹介してみますので、またご連絡させていただきますね!』
と言われ面談は終了しました。
あっという間に内定
実は転職サイトで書類審査を通過した企業の面接が、就職エージェントとの面談の前にありました。
そこでの仕事は非常にやりがいがあるところで、とても魅力的に感じました。
面接の3日後となった最終面接では社長さんの話も共感する部分が多々あり、大きい会社ではありませんが勤めたいと思える会社でした。
幸いなことに僕のことを評価をしていただけて、面接の場で内定をいただきました。
転職活動をして20日ちょっとで内定するとは思ってもいません。
世の中わからないものです。
個人的にははやく内定を決めて、引き継ぎ業務をこなしたかったのですが残っている転職サイト経由と転職エージェントから紹介していただいた面接を一件ずつ受けて、そこで判断することにしました。
転職エージェントの案件でも内定
転職エージェントから紹介された会社では非常に大きなWebメディアを運営していました。
正社員も数人で今後はどんどん成長していきそうな会社です。
既存メディアでの編集やSEO担当、さらに新しいWebメディアの立ち上げなど自分も今までの知識をフル動員しても足りないくらいの力量が必要だったりします。
でも求めていた自分の成長の余地はとてもありそうでした。
社長との面接では話がするすると進みます。
既に転職エージェントの方から僕についてある程度説明されているので、値踏みをされたり、僕のことを疑うような雰囲気ではありません。
「あいだに転職エージェントがいるとここまで違うのか」と痛感しました。
そして幸いなことに、こちらの会社からも内定をいただくことができました。
同年代の平均年収程度の金額で、その他もホワイト企業な条件です。
色々と悩みましたが、転職エージェントの紹介を受けた内定先に勤めることにしました。
ブログが転職活動に生きた
僕が個人事業主として主に行ってきたのは、コンテンツを作って検索流入を増やしたりサイトを改善して問い合わせを増やすことです。
そして実績は何かと言われると説明しやすいのがこのブログでした。
このブログは「もっと勉強しないといけない」という思いから「はてなブログのSEOの強さ」や「ブックマークを得た記事の検索の強さ」がどれほどか調査したり、SEOの実験をするのを主な目的として2016年の9月に開始しました。
幸いなことに競合が非常に多い「アニメ おすすめ」のキーワードでは上位に位置しています。
特に「アニメ おすすめ」記事の作成や改善のために行った調査や流入データから得られた知見を面接の場所でも話したときは相手のリアクションがとても良く、僕の仕事のスタンスや性格を相手によく伝えることが出来たと思います。
赤裸々に書いているので恥ずかしい部分はありますが、このブログはお客さんにも見せているので慣れているし、面接時に嫌われたらそれでいいと思っていました。
もちろん、ブログ以外にも実績の話はしていますよ。
この記事で伝えたかったこと
これまで今まで長々と書きましたが僕が伝えたかったのは以下の4点です
・僕みたいに職歴が誇れるような人じゃなくても正社員になれる
・転職サイトと転職エージェントを利用すると幅が広がる
・転職エージェントは自分の自信にもなるし紹介案件の面接もしやすい
・ブログを書くことが転職の場でも活かされることがある
僕は転職活動前は不安でした。
転職という市場で僕がどれだけ評価されるのか全くわからないですし、最初の転職エージェントには案件がないと言われる始末です。
そんな僕でも内定2、不採用1,辞退1とあまり苦労せずに結果を出せたのは出来過ぎだと思います。
でも実際に面接の時はどう思われるかとビクビクでした。
大学時代に内定が全然もらえなかったトラウマも蘇りました。
でも、エージェントの方に励まされたのはとても心強かったし、内定をもらえた時は飛び上がりたい気分ですぐに親と恋人に報告しましたよ!
ブログ(アフィリエイト)で起業というのは批判されることもあります。
なにをするにしても本気でやったことは自分のかけがえのない経験になりますし、僕みたいに転職するときに活きることもあります。
僕はブログで起業してブログで転職したようなものです。
なので、ブログ起業については本気でやれるなら良いんじゃないというエールを贈りつづけたいと思います。
転職エージェント紹介
僕はずっと転職エージェントというのがどんなものか知りませんでした。
今回は転職エージェントを通じて大きく可能性が広がったと思います。
なので面談をするつもりがなくても、どんな案件があるのか知ることもできるので、職場に不満があったり、スキルアップを望む方はぜひ登録してみてください!
リクルートエージェント
知名度も一番の転職エージェントです。
業界・業種を問わず管理している求人数が多いです。
正社員を目指す方もステップアップを望む方にもお勧めできる転職エージェントです。
Aidem Smart Agent
業界や地域関係なく案件を持っているエージェントです。
転職するならこういう総合的なものは1つ登録しておきましょう。
何名かAidemの方とは関わりがあって、皆さん色々と大変そうですが丁寧に対応してくれるので好印象です。
ページが綺麗に整理ページされていてわかりやすいのも良いですね。
マイナビAGENT×IT
IT業界に業界に精通した転職エージェント会社です。
この会社以外にも看護師や薬剤師などに特化した転職エージェントもあるようなのでぜひ調べてみて下さい。
東京しごとセンターヤングコーナー
実はここも登録していました。
フリーターや派遣だった方が正社員になるのを支援しているサービスです。
僕も相談しにいったのですが、とても優しい対応をしていただき励ましてくれました!
正社員として1からスキルアップをしていきたいという方向けの案件が多いそうです。
転職コンシェルジュのワークポート
もともとはIT系だったようですが、今では幅広い業界や職種を扱うようになったサービスです。
事務的ではありますがスピーディーに色んな案件を紹介してくれるので、サクサクと行きたい方に向いていると思います!
他にも転職サイトに登録しているとヘッドハンター求人というような形で転職エージェントが連絡が来る場合があります。
その時もいい求人に出会うこともあるかもしれないので、時間があれば面談してみると良いかもしれません。
それでは、また!!